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循環型経済

循環型経済 生物多様性

動物達からいのちの循環を学ぼう

周りには広大に広がる緑地。その管理、間伐で伐採した竹は動物たちの餌に、そこから生まれる糞は堆肥として新しいいのちを育てる、そんな動物園があります。横浜市立金沢動物園。ここでは、資源をできる限り園のなかで循環させる仕組みづくりや、子どもたちと外来種のザリガニを捕獲し、ともにいのちについて学ぶ光景が広がっていました。動物園から里山や自然を元気にしていくいのちの循環のスタイルづくりとは。

再使用エネルギー 循環型経済

こどもたちを主役に “未来の授業”を作ろう

お家で揚げ物をしたときの使い終わった油を燃料に、飛行機が空を飛ぶ。そんな未来の暮らしが実現し始めています。 家庭などで発生する廃食用油を活用して製造される持続可能な航空燃料『SAF』(Sustainable Aviation Fuel)について、耳にしたことはあるでしょうか。脱炭素社会の実現に向けて、このSAFの利用や普及を目指すプロジェクト『Fry to Fly Project』が、神奈川県横浜市西区に本社を置く日揮ホールディングス株式会社(日揮HD)のもとでスタートしています。 そのプロジェクトに参加している企業の一つが、横浜銀行です。地域社会のサステナビリティの取り組みを深めるために、神奈川県内の市町村が参加して情報交換などを行う『地域脱炭素プラットフォーム』を設立・運営し、SDGsに注力しています。脱炭素社会のために地域住民の参画が不可欠だと考えた横浜銀行は、このSAFを題材に、環境意識の高いこどもに着目し、こども自らが課題解決に取り組む探求型学習の『はまぎん環境教育プログラム』を開発しました。 そして2023年、横浜市立西前小学校の5年1組で導入されました。SAFを小学校教育で扱うのは、日本でも初めてのこと。このモデルケースを発端に、こどもたちと大人が一緒になって創り出す、サステナブルな未来を学びながら考える実践学習が、さらなる広がりを見せようとしています。 こどもたちはどのようなことに取り組み、どんなふうに成長したのか。それを見た大人たちは、何を感じたのか。当時のクラスメイトだった小学生3人と担任の家城先生、横浜銀行の金井さんと平野さんにお話をお聞きしました。

再使用エネルギー 循環型経済

「脱炭素取組宣言」から中小企業を変えていこう!

「脱炭素化」という言葉を耳にしたことはありませんか?これは気候変動の原因となるCO2を含む温室効果ガスの排出量を実質0にしていく取り組みのこと。2024年6月、横浜市では市内の中小企業からこの脱炭素化を広めていこうという「脱炭素取組宣言」がはじまりました。じつは、市内の企業の99.6%は中小企業という横浜市。そして、その約50%がいまだ脱炭素への取り組みに至っていないという現状があります。 今回は中小企業が主役となり脱炭素化の取り組みをおこなう、中小企業のあたらしいスタイルづくりをお届けします。