ヨコハマから提案する、地球1個分の新しい暮らし方。
未来にむけてチャレンジしている様々な人や活動を紹介します。
再使用エネルギー 循環型経済
地球にやさしいフェスをひらこう!横浜から発信する、新たなフェス体験の形。2025年4月、都市型フェス『CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025』(以下『CENTRAL』)が初開催されました。横浜の象徴的な複数拠点を舞台に音楽とサステナビリティが融合する新体験。 1日に数万人が集う音楽フェスは多くの人々が熱狂する一方で、その裏側では大量のゴミ、エネルギー消費、移動によるCO2排出など、環境への負荷が課題となっています。『CENTRAL』もそうした新たな潮流の中に位置づけられますが、他の音楽フェスと異なるのは、『リソースハブ』という独自の取り組みを打ち出している点です。 この『リソースハブ』には、どのような思いが込められているのでしょうか。そして、来場者はこの取り組みにどのように反応するのでしょうか。音楽の祭典を楽しみながら、持続可能な未来へと貢献する『CENTRAL』の挑戦に迫ります。
生物多様性
地域に自然のあそび場をつくろう横浜市金沢区にある瀬ケ崎小学校の敷地内には、児童たちが日常的に自然とふれあうことのできる天然のフィールドが広がっています。都市化の波のなかで貴重な存在となったこの森は、幾度となく存亡の危機に直面しながら、様々な人々の協力によって保全されてきました。身近に自然のあそび場があることの素晴らしさと、それを維持していく活動の重要性とは。
循環型経済
ダーパオでお持ち帰りしよう横浜といえばきっと多くの人が思い浮かべる観光名所、横浜中華街。近年は食べ歩きグルメや写真映えスポットとしても大人気です。そんな横浜中華街で、中国の食文化に由来する、地球に優しい取り組みが広がっているのをご存じでしょうか? それは、中国語で『ダーパオ(打包)』と呼ばれる、食べ残しを持ち帰る文化のこと。食べ物を容器に入れて包む行為と、ビニール袋などに入れて持ち帰れるようにすることを指す言葉です。 中国ではお客様をもてなす際、食卓にたくさんの料理を並べる習慣があります。「あれもこれも食べたいけど、食べきれない...」「注文したけど量が多かった...」そんなときに便利なダーパオには、横浜中華街でも以前からいくつかのお店が取り組んでいました。 その食文化に注目し、より広めていこうとする動きが、横浜市立大学の柴田ゼミによる『ヨコイチ×中華街プロジェクト』で高まっています。横浜中華街の食品ロスや廃棄の解決につながるダーパオに可能性を見出し、お店と協力して多くの人に知ってもらおうと試みているのです。 『もったいない』という言葉に代表されるように、食べ物を大切にする日本文化とも親和性の高いダーパオ。どのようにしてこのプロジェクトは始まったのか、そして実践している店舗ではどのような手応えがあったのか、横浜中華街の皆さんにお話を伺いました。
循環型経済 生物多様性
動物達からいのちの循環を学ぼう周りには広大に広がる緑地。その管理、間伐で伐採した竹は動物たちの餌に、そこから生まれる糞は堆肥として新しいいのちを育てる、そんな動物園があります。横浜市立金沢動物園。ここでは、資源をできる限り園のなかで循環させる仕組みづくりや、子どもたちと外来種のザリガニを捕獲し、ともにいのちについて学ぶ光景が広がっていました。動物園から里山や自然を元気にしていくいのちの循環のスタイルづくりとは。
再使用エネルギー 循環型経済
こどもたちを主役に “未来の授業”を作ろうお家で揚げ物をしたときの使い終わった油を燃料に、飛行機が空を飛ぶ。そんな未来の暮らしが実現し始めています。 家庭などで発生する廃食用油を活用して製造される持続可能な航空燃料『SAF』(Sustainable Aviation Fuel)について、耳にしたことはあるでしょうか。脱炭素社会の実現に向けて、このSAFの利用や普及を目指すプロジェクト『Fry to Fly Project』が、神奈川県横浜市西区に本社を置く日揮ホールディングス株式会社(日揮HD)のもとでスタートしています。 そのプロジェクトに参加している企業の一つが、横浜銀行です。地域社会のサステナビリティの取り組みを深めるために、神奈川県内の市町村が参加して情報交換などを行う『地域脱炭素プラットフォーム』を設立・運営し、SDGsに注力しています。脱炭素社会のために地域住民の参画が不可欠だと考えた横浜銀行は、このSAFを題材に、環境意識の高いこどもに着目し、こども自らが課題解決に取り組む探求型学習の『はまぎん環境教育プログラム』を開発しました。 そして2023年、横浜市立西前小学校の5年1組で導入されました。SAFを小学校教育で扱うのは、日本でも初めてのこと。このモデルケースを発端に、こどもたちと大人が一緒になって創り出す、サステナブルな未来を学びながら考える実践学習が、さらなる広がりを見せようとしています。 こどもたちはどのようなことに取り組み、どんなふうに成長したのか。それを見た大人たちは、何を感じたのか。当時のクラスメイトだった小学生3人と担任の家城先生、横浜銀行の金井さんと平野さんにお話をお聞きしました。
再使用エネルギー 循環型経済
「脱炭素取組宣言」から中小企業を変えていこう!「脱炭素化」という言葉を耳にしたことはありませんか?これは気候変動の原因となるCO2を含む温室効果ガスの排出量を実質0にしていく取り組みのこと。2024年6月、横浜市では市内の中小企業からこの脱炭素化を広めていこうという「脱炭素取組宣言」がはじまりました。じつは、市内の企業の99.6%は中小企業という横浜市。そして、その約50%がいまだ脱炭素への取り組みに至っていないという現状があります。 今回は中小企業が主役となり脱炭素化の取り組みをおこなう、中小企業のあたらしいスタイルづくりをお届けします。
再使用エネルギー 循環型経済
ペットボトルを循環させよう毎日の暮らしの中で何気なく使っているペットボトル。飲み物を安全かつ衛生的に持ち運べる身近な存在ですよね。そんなペットボトルを「水平リサイクル」することで未来のあたりまえをつくるプロジェクトが動きはじめています。みなとみらい発“ボトルtoボトル”。みなとみらいという新しいものを生み出すエリアから挑戦するペットボトルの「未来のあたりまえ」とは?今回はペットボトルというとても身近、だけど大きな社会インパクトのあるアイテムからの未来づくりの物語をみなさんにお届けします。
生物多様性
未来に“里山”をつなごう横浜市青葉区。ここに40年前から脈々と守りつがれてきた「里山」があることを知っていますか? 田園都市線青葉台駅からバスに揺られることおよそ約18分。住宅街を通り抜けると目の前に広がるのは山々に囲まれた田畑の風景。ここは「寺家ふるさと村」、谷戸田と呼ばれる細長く伸びた水田地帯がいまなお残り、昔ながらの農村風景が生きている里山です。そんな寺家で新たな里山保全のプロジェクトが動きだしています。 令和6年キックオフ、“寺家みらいプロジェクト”とは?
生物多様性
あたらしい感性とアイデアで未来を描こう次世代を担う若者が参加して、議論し、アクションを起こすきっかけとなるプラットフォーム「ヨコハマ未来創造会議」。さまざまな人と繋がりながら、新しい感性やアイデアで環境にやさしい生活や社会を目指す活動が、横浜から始まっています。 2024年12月21日(土)・22日(日)に開催された「FUTURE DEMODAY 2024」では、本格始動から約半年間の活動成果と今後の展開が発表され、若者たちの未来に向けた熱い想いや、多くの人と意見を交わしながら試行錯誤する様子がひしひしと伝わってきました。 ヨコハマ未来創造会議は、どのように立ち上がったのか? 活動を進める上で、大切にしている想いとは。 会議体が目指す未来のあり方とともに、推進メンバーに話を聞きました。
再使用エネルギー 循環型経済
クラフトビールでフードループを生み出そうビール文化発祥の地、横浜。そんな横浜で創業26年、横浜のクラフトビールの代表とも言える“横浜ビール”はブルワリー併設の「横浜ビール本店レストラン UMAYA」で出来立てのビールを味わうことができたり、最高の乾杯を提供すべく、ランニングイベントを開催していたり。 「わくわく、つながる」をキーワードにした取り組みはどれもユニークかつ興味深いものばかりです。 今回はそんなビールにまつわる様々な取り組みのなかから、廃棄される「モルト粕」の循環型有効活用について伺いました。